この度、スマートソーラー株式会社(東京本社:東京都中央区、代表取締役社長:手塚博文、以下、当社)は、北海道千歳市にて開発を進めてきました「千歳新川ソーラーパーク」(以下、当発電所)の安全祈願祭を令和2年7月18日に地元関係者及び工事関係者等の参列のもと執り行い、建設工事を開始いたしました。
当発電所は、12ヵ所目になる自社発電所で、本建設資金は、社債を発行し調達いたしました。当社は、本発電所の土地の調達・開発から基本設計・施工監理・事業運営、保守管理にわたる全てを担います。
2017年のFIT法改正により入札制度が導入されました。FIT価格12円/kWh程度の入札価格でも、事業ができるように様々な発電量アップの施策を盛り込むことで、本発電所の建設が実現しました。
具体的には、①太陽を追尾する一軸(東西)のトラッキングシステム。②太陽電池パネルにはダブルガラス構造の両面発電パネルを採用。③雪面反射と地面反射により発電量アップを図るシステムの開発。④積雪を感知して雪を滑落させるシステム等の開発等により、発電電力量を通常(固定・片面発電)の1.7倍に増大する事が可能となります。
日本全国には、今回開発した場所と同様な耕作放棄地が42万ha存在します。本発電技術により、その未利用の土地を有効利用することに貢献したいと考えています。当社は、FIT満了後も、地域社会とクリーン電力の地産地消に貢献し、再生可能エネルギーの拡大に努めていきます。
本発電所の特長
- ① 両面発電パネルの一軸トラッキングシステムの開発(スマートトラッキングシステム)一定間隔で両面の発電電力が最大になる様に太陽を一軸追尾します。更に、積雪を検出して、雪を滑落させパネル面への積雪による発電量の低下を防ぎ発電量のアップを図ります。
- ② 両面発電パネルにより、積雪時の雪面反射とクラッシュしたホタテ貝による反射により裏面の通年発電量の大幅アップを実現しました。2.7MWの太陽光発電所の年間発電電力量は4,000MWh期待できます。
- ③ 本システムは追尾の効果を最大化する為に高効率分散型PCSを40台使用し、遠隔制御しています。
- ④ クラッシュしたホタテ貝を敷き詰めることにより除草を最小限にしました。
地球温暖化防止と持続可能な社会の構築は、世界の国々の喫緊の課題です。太陽光発電は、その課題を解決し、我が国のエネルギー自給率を高めるクリーンな地域エネルギーです。今後は、太陽光発電によるエネルギーの地産地消・自家消費型蓄電システムに移行していくと考えられます。
当社は、全国各地に35ヵ所、合計200MWを超えるメガソーラー発電所を開発から設計・調達・建設監理、O&Mまで行う垂直統合型デベロッパーとして、スマートシティ構想を推進し、その電力プラットフォーム事業にこれからも挑戦してまいります。
(写真上:千歳新川ソーラーパーク完成図)
(写真上:安全祈願祭での当社手塚博文代表の挨拶)※ソーシャルディスタンスを確保して実施
メガソーラー発電所の概要
事業主 | スマートソーラー株式会社 |
O&M | スマートソーラー株式会社 |
発電所名 | 千歳新川ソーラーパーク |
最大出力 | 2MW(太陽電池パネル容量2.7MW) |
年間予想発電電力量 | 4,000MWh(一般家庭1,230世帯相当の年間消費電力量) |
買取価格 | 12.4円/kWh(消費税含まず) |
売電開始 | 2020年12月25日 |
環境貢献・石油削減効果 | 石油削減効果 895㎘/年 |
環境貢献・二酸化炭素削減効果 | 二酸化炭素削減効果 2,190t-CO2/年 |
発電事業者・開発・プロジェクトマネージメント
社 名 | スマートソーラー株式会社 |
所 在 地 | □東京本社・別館: 東京都中央区日本橋兜町13-1 TEL (03)5623-2345 □スマートソーラー技術研究所: 千葉県木更津市かずさ鎌足三丁目9番地1 □関西技術センター: 京都府京都市下京区立売西町60番地 日本生命四条ビル8階 |
事 業 概 要 | 1.大規模太陽光発電所事業(開発・EPC・O&M・企画・運営等) 2.スマートシティ・スマートコミュニティ事業(ZEB・BEMS・売電等) 3.住宅用太陽光発電事業(ZEH・HEMS・蓄電池など) 4.グリーン電力事業、保守管理事業 |
URL | https://www.smartsolar.co.jp |
メガソーラー実績
開発概況 | ■竣工済29ヵ所(153MW) ■建設中1ヵ所(9MW) ■開発準備中5ヵ所(41MW) |
発電所内訳 | ■自社発電所12ヵ所(22.8MW) ■出資発電所8ヵ所(125.6MW) |
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